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医療はどう向き合うか

様々な遊びを通じて…

当院では、発達の遅れを主な原因として受診した未就学児に対して、様々な職種の人とのかかわりにより子供たちと関わっています。

現代社会の中で、子育ては人生の喜びから人生最大の難事業ととらえられてきています。子供たちの減少により、経済的、社会的安定が得られ、少数の子供に対して親は大きな希望と期待をもち、実現しなければ子供たちに暴力が生じてきます。
母親の年齢が低年齢化していること、逆に高齢化していることにより、社会的知恵の不足や、体力の限界などから子供を放置することが生じ、ネグレクトが増加現象になっています。

虐待されてきた子供たちの中で、発達障害の子供は全体の55%に及びます。また、発達障害ではないにもかかわらずネグレクトから、情緒不安定、言語障害などさまざまな状態が生じてしまうため、本来の子供の状況把握が先決であります。
キッズセラピールームでは、家族または関係機関より紹介された発達の遅れを主訴として来院される未就学児の変化を追って見ています。

未就学児の利用するキッズセラピールームは、保育士、公認心理士がかかわり、また関係機関との連携により変化する子どもたちの状態を見てきました。

キッズセラピーを利用するお子さんの状態としては、言葉の遅れやこだわりが強いなど、発達の遅れが気になる場合が多いです。その子供たちの背景を見た場合、母親が当院もしくは他院でうつ病、不安障害、不眠症などで受診していることが多く、それ故に子育てに影響が出ていることも伺えます。

キッズセラピールームでは、様々な遊びを通して子供たちの変化を観察し、発達の遅れを少しでも改善する方向に持っていくことを願いつつ、今後もたくさんの子供たちと関わっていきたいと考えています。当院では地域の母子支援を念頭において、取り組んでいきたいと思っています。

 

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