頭痛外来
新しい片頭痛予防薬による治療が始まりました!
詳しくはこちら
頭痛には、症候性頭痛と機能性頭痛があります。
脳腫瘍、脳出血、くも膜下出血、髄膜炎などの頭蓋内のいろいろな疾患によってもたらされるのが症候性頭痛です。
一方、慢性的に生じるものの、何の障害も残さずに治る頭痛が機能性頭痛です。
機能性頭痛としては、緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛が代表的です。
慢性的な頭痛は近年大幅に増加している疾患のひとつです。そしてこれらは、重大な疾患の重要なサインである場合もあります。
適切な診断と処方が何よりも必要となります。
緊張型頭痛
最も一般的な頭痛のタイプです。頭痛の中の90%はこのタイプで、人口の約3%は緊張型頭痛を持っています。肩こりや頚部痛などをともない、中高年に多いのが特徴です。
痛みは首・後頭部・眼・体のその他の筋肉に広がっていきます。痛みの多くは一定の圧力であり、万力で頭を締め付けられるような感じがします。
群発頭痛
ある時期に集中して頭痛が起こるところから名づけられました。季節の変わり目などに多く、1年のうち1~2ヶ月だけ毎日数時間激痛が走り、涙や鼻水をともないます。その後、半年から2~3年と、しばらく時間がたった後、再び同じような頭痛に見舞われます。
20~40歳代の男性が中心です。
片頭痛
片頭痛は頭の片側のみに発作的に発生し、脈を打つようなズキンズキンといった痛みが走ります。吐き気や嘔吐をともない、光や音に敏感になるのが特徴です。
その頻度は女性で20%、男性で6%という報告もあります。女性は月経前に生じやすいという特徴があります。片頭痛は遺伝傾向が強く80~90%に家族歴が認められます。